皆様明けましておめでとうございます。
当財団は一昨年12月に発足したばかりでございますが、昨年12月1日に公益財団としての認可を福岡県からいただき、今年度は公益財団としてのスタートの年という、記念すべき年となりました。
これはひとえに関係者一同のご尽力と、郷土柳川に大名文化の貴重な史料を残して行きたいという、一同の熱意を審査される方々にご理解いただいた結果であると心から感謝いたします。
公益認定を受けたことにより、父和雄が望んでいたように、当財団が運営する立花家史料館が現在、将来に渡り所有する全ての歴史的史料は私的財産ではなく、地域の公益財産として、この地で一般公開され、保存され、地域に受け継がれていく基盤が名実ともに確立されたことになります。
かように、志は高い財団ではありますが、財政的基盤としては、甚だ脆弱であり、今後は魅力的な企画で多くの方に来館していただくともに、皆様のご協力を得ながら財政基盤を充実させ、それにより歴史的史料の修復、保全に万全を期し、良い状態で代々受け継がれていくように尽力して行く所存でございますので、皆様のご支援ご協力を心よりお願い申し上げます。
平成27年元旦
公益財団法人立花財団 理事長
立花 宗鑑